思い出話
体操の世界選手権男子個人総合で、内村航平選手が金メダルを獲得した。五輪、世界選手権を通じて日本人最年少の個人総合王者だそうである。それまでの最年少は、現筑波大学教授の加藤沢男先生の22歳。
加藤先生といえば、思い出話がひとつだけ。筑波大学の大学院に「入院」してから間もなくの頃、友人と二人エレベーターで研究室まで上がろうとしていたところ、小柄な紳士がドアを開けて待っていてくれた。「何階ですか?」と聞かれるので研究室のある「6階をお願いします」と行き先を告げ、6のボタンを押してもらった。その紳士は途中の階で降りていかれた。丁寧な方もいたものだと感心していると、元体操選手であった友人が、「あの方、誰だか分かるか?」という。分かるはずない。友人曰く、「加藤沢男先生だよ」。えっ、マジか? あのオリンピックで金メダル8個も獲得した加藤先生か? 国際スポーツ記者協会が選んだ「20世紀を代表する25選手」に、日本人でただ1人選出された加藤先生か? 元祖「美しい体操」の加藤先生か? 何てこったい、そんな方に「エレベーターボーイ」をさせてしまうなんて・・・。
加藤先生とはその後何度もお目にかかるチャンスがあったが、私たちにさえ丁寧に挨拶してくださる紳士であった。内村選手の新聞記事を読みながら、ふと遠い昔のことを思い出した。
さて、今日、明日はランニングクラブの合宿である。マラソンシーズンへ向けての走り込み練習となる予定だ。最近トレーニングをサボっているので、再浮上のきっかけになればいいかな。
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